キラキラを追い求めて

元K-POPオタがジャニーズにハマりかけているお話

“考える”と“知る”〜リューン観劇後に想いを馳せる〜

観劇から時間が経てば経つほど、リューンが頭の中を支配している。普通は時間の経過と共に感動や記憶は薄れていくものなのに。

「戦争とは」「平和とは」「人間とは」

正解のない答えを頭の中でずっと模索し続けている。この頭の中をまとまらない考えがぐるぐるする感覚を私は前にも感じたことがある。

 

前回の記事で、「リューンはダレンシャン、ロードオブザリングナルニア国物語を読んだ時の印象に似ている」と書いた。外国のファンタジー文学に世界観が似ていると観劇時は思っていた。確かにリューンの舞台は異国の地であるし、外国文学に作品の雰囲気は似ている。ただ終わった後に心にズシンと重いものがくる感じは、漫画版『風の谷のナウシカ』を読んだ時と同じだった。

 

私が漫画版ナウシカを初めて読んだのは高校生の時だ。その描いているテーマの重さに驚き、読後1週間この漫画のことばかり考えていた。平和なムードで終わっていた映画版が全7巻のうち2巻目の途中までの話だったことにも衝撃を受けたし、「平和」「戦争」特に「人間とは何か」ということをこの漫画を読むまで真剣に考えたことはなかった。

 

戦いがある場所では、戦争孤児や裏切り、殺戮、復讐なんてよくある話だ。私達は比較的平和な日本に住んでいるから、どこか別の世界のお話のように感じてしまうが、現実にも実際に起こっていること。ナウシカは2次元のフィクションではあるが、1巻では年相応の無邪気さがあったのに、戦いの真ん中に身を置くに従い時には過激な行動をとる同年代の少女の姿に、高校生だった私は強く心を揺さぶられたのだと思う。

 

ナウシカほど心を揺さぶるものはずいぶん大人になった今までなかったが、今回リューンで久しぶりに頭ぐるぐるの感覚が復活した。

 

出演者のダイヤモンドユカイさんのラジオより、リューンはゲド戦記をモチーフに、中東の様子をもとにつくられたことが分かった。戦争を描くことの多い宮﨑駿作品をリューンとリンクさせるのはおかしいことではないのだと、ほっとした。私はナウシカだったが、もしかしたらもののけ姫ラピュタとリンクした人も中にはいるかもしれない。宮﨑駿作品ではないが、ジャンプの人気作品『NARUTO』も戦争の残酷さはリューンと重なると思う。

 

リューンの最後、フローとダイはどちらも死ぬことなく、2人はそれぞれの道を行く。NARUTOのナルトとサスケの最後の姿とリンクする。いろいろあったわりにはどちらのコンビも平和な結末だと思う。ただ根本的な解決にはなっていない。ルトフの里も木の葉の里もまた他国に狙われるかもしれない。また誰かが裏切るかもしれない。なぜなら人間は争いを繰り返す生き物だからだ。人間もやはり動物であり、本能的に自分達がより繁栄するように争いを起こしてしまうものだと思う。

風の谷のナウシカ』では、終盤にナウシカは平和を愛するようインプットされた改造人類の卵を全部殺してしまう。「こんなものは人間じゃない」といいながら。

 

戦争をすれば苦しむ人間が増える、でも争いをしない人間は人間ではなくなる。

 

ナウシカを読んだ高校生の時はこの矛盾で頭がぐるぐるしていたように思う。リューンを観て、そんな10代の頃の自分を思い出した。そして大人になった今はぐるぐるしつつも、こう考える。

 

争いをなくすのは世界の権力者になったとしても不可能に近く、世界中の人々の価値観や気持ちを一つにするのも不自然だ。

 

リューンの中で黒い獣が「人間は獣だ」と言った。たしかに人間は動物である。でもシマウマが走るのが速いように、ライオンが強いのと同じように、人間は人間の長所である知性を活かして生きていくべきではないのか。人間は獣だからって感情のままに行動するのではなく人間は人間の特技を活かすべきなのだ。その一歩が“知ること”だと考える。

 

何が起こっているのか知ることは誰にでもできる。そして知識を未来に役立てることはできるはずだ。

 

主役にジャニーズJr.を起用したのは、10代の私がナウシカを読んだ時のように、観にきた10代20代の若者たちに何か感じとって欲しかったからだと思う。

 

実際SNSをみていると、丈くん大橋くんのファンの若い子達が、劇自体の感想や考察をたくさんあげている。もっとどんどんアップすればいいと思う。アウトプットすることで見えてくることもはっきりしてくることもあるのだから。

 

リューンのおかげで私も久しぶりにじっくり“考える”ことが出来た。普段の日々を過ごすだけでは絶対に得られない時間だった。今回この舞台に出会えて本当に良かったと思う。出来たらリューンをみて“考える”ということを、これから毎年のルーティンにしたいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はちょっと堅い感じで書いてみましたー!リューンが終わって色々考えすぎて日常生活に支障をきたしそうだったため、じっくり考えてアウトプットしてみました。スッッッッキリ!!

今の時代、SNSが豊富で羨ましいわぁー。私、ナウシカにハマった時に悶々したままアウトプットする場所がなくて、読書感想文のネタにして呼び出しくらったんですよ笑。ひとまず日常に戻ろうと思います。

それでは、また!!